タイトル

あの日・・・そうあの日
夫が永遠にいなくなった日
超が付くほど雑多な中でノートに書き取った小さなお話
もちろん、内容なんって無いに等しいけれど
ただ、無意識にペンを走らせていた私
  
時は過ぎ、夫のいない切なさに涙するときもあるけれど
もしかしたら、これは予知夢?!
夫からの贈り物?!

あの日・・・

ジジが逝った・・・
その日、心拍数が188と
短距離ランナーのように人生を駆け抜けて行った
桜の花が咲いたら、家に帰られると信じていたジジ
まだ、61歳・・・

ボクはジジに会った事がない
それでもジジは間違いなくボクのジジだ

ボクはまだ姿形のない天上の新しい生命魂(いのちだま)
いつか、地上に降りる日を心待ちにしている
生命魂の輝きからおおよそいつ頃
新しい生命として、生まれるか分かるようになった
そう、遠い日じゃない
なのに・・・ジジは逝った
ボクと対面することもなく

ボクはショックだった
天上に還ったジジの魂とは会うことも語り合うことも出来ない
そんなブルーな気持ちで天空ブランコに乗っていた
ん?! 耳元で羽音が聞こえる ルナだ!
ルナは小さな妖精 ボクの気持ちとは裏腹な青い羽根が可愛い

ルナは毎夜沢山の生命魂を、星の雫と一緒に地上に送り届ける
キラキラ輝いてどんな宝石よりも美しいとボクは思う
いつも「 まだまだあなたの番じゃないわよ 」
そう頬笑みながらボクにささやくルナ

「 どうしたの?! 」いつになくルナは優しく言った
「 ボクのジジがボクに会うことなく天上に還ってしまった
ボク・・・ジジに会いたかった 」
「 そうね、残念だったわね・・・」ルナは心底残念そうに言った

「 ルナ、ボクね 天上からジジの生き様見ていたけれど
ボクは大好きだったよ 
もう少し、もう少し時間をジジに与えてあげて欲しかった
なんだか、しんどいことばかりだったような気がするんだ 」
「 そうかも知れないわね 
でも、一生は生まれたときからすでに決まっているの
生命の時間はちょうど逆時計みたいなものよ
それは、神様でさえ変えることはできないの 」
「 だけど・・・壊れた肺、呼吸が出来なくなった最後の二日間
あまり酷くって、ボクは正視出来なかった・・・ 」

少年

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